、な話。
俺がやっと追いついて打った球を宍戸さんがラケットで打ち返すと、ばしいっと重い音が響いてラインぎりぎりにスマッシュが決まった。俺が感心する暇もなく、次っと宍戸さんの声が被さる。宍戸さんはうんともすんともにこりともしない。俺が宍戸さんを出し抜こうとして打ち込んだボールの軌跡を追うと、そこには必ず既に追いついてラケットを構える宍戸さんがいて、あっと俺が思ったときにはもう彼は右足を引いて力をためて狙いを定めて俺の予想していたところの全然違うコースにボールを飛ばしてくる。圧倒的な力の差を思い知らされる。そういう時、俺はたまらなくみじめな気持ちになった。こういうときの宍戸さんは本当にかっこいい。
みたいな感じで話を進めようと思ったんだけど、なんだか続きが自分でも良くわからないのでお蔵入り。かっこいい宍戸を描きたかったんですけど、やっぱり話を書くのは難しいですね…!今サイトにある話全部昔のだし。どーにもこーにも書けません、特にいちゃこら話が!
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